年金暮らしの盲点

 

 

年金暮らしの盲点は、 冠婚葬祭の葬祭部分の出費が増えること。

 

 

 

若いころは想像もしていませんでしたが、年齢とともに人間関係も増えていきます。

 

親戚はもちろん、友人知人、その息子や娘の結婚式の招待とか病気のお見舞いなどで予期せぬ出費があるのです。

 

 

結婚式は、その日1度だけで済みますが、

 

 

葬儀は、49日忌(宗派によっては35日忌)一周忌、3回忌、七回忌、十三回忌...と法要があります。

 

そういうときしかみんなが集まることがないからと、ふだんは全く交流がないのに、電話してくる親族がいるんです。ホント迷惑。

 

親族の関係性にもよりますが、断れないことも多いので、結局、出費ということになりますので、このことを頭に入れておいて、千円ずつでも別に残しておきます。

 

 

葬儀は、頻繁にあることではないのですが、法事が重なることが多いんです。 Aさんの一周忌、Bさんの3回忌とか言うように。

 

以前、わが家では、明日はAさんの法事、2日後にBさんの七回忌と続いたことがありました。この月は、Aさん宅とBさん宅に ご仏前を包み、お供えの菓子、どちらもちょっと遠いのでガソリン代と都市高速代がかかりました。

 

年金世代の出費の多くは、こういう葬祭関係の行事に消えます。貯金していても自分のために使うことはありません。

 

それでも浮世の義理でお金は飛んでいくのです。

 

 

 

年金世代の冠婚葬祭

 

年金暮らしは、若いころのように食欲旺盛ではありませんから食費はそんなにかからないはずですが、わが家は、夫がグルメで食費は多い方だと思います。

 

つつましく暮らしている人は、1日2食という男性もいます。食べ盛りの子供もいないし、子供の教育費ももう要りません。

 

健康であれば医療費もほとんどゼロ。夫も私も持病なしで病気知らず、常時服用している薬もない。入れ歯もなし。私は歯科へ定期的にチェックに行きます。

 

自分たち夫婦は、そうであっても、思わぬところから訃報が飛び込んできます。

 

七人兄弟の末っ子の夫。
私からすればすでに見送った義兄や義姉もいますが、80代 90代の義兄姉が五人います。いつ誰がどうなってもおかしくない年齢です。90代の義姉は、遠方に住んでいますから、もしものときは、香典や供花、供物のほかに、私たち夫婦の飛行機代&ホテル代が必要で、そのための用意はしてあるのですが…

 

なんと去年は61歳の甥が、その半年後には私の従弟の妻が62歳で逝去。私より若いふたりの死=葬儀なんて想像もしていません。電話があれば、すぐ通夜と葬儀に駆け付けなければなりません。

 

その前に、葬儀場へ供花の注文をします。なんでこんなに高いの?と思うぐらい高すぎます。こういうときに値切る人もいないし、葬儀場の言い値ですね。

 

 

 

この他に、香典&供物(すぐデパートへ4〜5000円ほどの和菓子系のものを買いに行きます)  こういう時のために、デパート友の会、ふたつのデパートに満期の時期をずらして入っています。お金がなくても友の会のカード払いで買い物ができます。

 

 

 

正直いって、自分より若いこのふたりの相次ぐ葬儀のことは全く念頭にありませんでした。つまり予備費の中にありません。葬儀はこれだけですまないのです。
すぐ49日忌、そして1周忌、3回忌、7回忌、13回忌..当然、ご仏前を包み、供物もまた買いに行かねばならない。もちろん、そのあとの食事はご遠慮するわけにはいきませんので、いただくのですが…..
この日以外に、お盆と春秋のお彼岸にお墓参りに行かねばなりません。この時期の墓花は、すごく高くなりますねぇ。

 

 

 

遺族側も、お参りに行かねばならない親族も、ほとんどが年金暮らし。ホンネを言えば、もうこんなことやめようよと言いたいのが言えない。

 

親族というだけのつながりで、ふだん会うこともない、それぞれの生活をしているのに、死んだ人のために集まる必要があるのか?

 

ちなみに、私の実家は、両親の葬儀は、地域の習慣どおりにしましたが、あとのことは弟と相談して、49日忌もそれ以降も家族だけでしました..とはがきでお伝えして終わりました。すると、親族のみなさんもそれでいいのなら..と葬儀以外の法要の連絡はありません。

 

誰もが年金収入だけの暮らしで、切り詰めた生活をしているのに待ったなしで葬儀の連絡が来ます。

 

ほどほどの時期に、年賀状のやりとりをやめることから始まって、人間関係、親族関係の整理も必要になります。あっちもこっちもいい顔していては、つらくなりますよ。

 

年金暮らしなのですから、お金は、生活費+ささやかでも自分の楽しいことに使いたいですよね。

 

でも、突然の訃報にも慌てないで済むように少しずつでも別の財布なり封筒なりに入れておくといいでしょう。

 

 

 

 

冠婚葬祭の義理の範囲は?

 

 

夫の姪の娘が〇月〇日に結婚するから、家族全員で来てほしいと、電話がありました

 

びっくりしたのと同時に、とても違和感を感じたのです。

 

 

姪は小さいころからよく知っていますが、姪の娘となるとほとんど知らない。顔も忘れたし名前も覚えていない。そんな女性の結婚式に、親族というだけで来てくれっておかしくないですか?

 

どうにもすっきりした気分になれないので、義姉に相談したら、義姉のところにも出席してくれと電話があってやっぱり同じように違和感を感じたと言います。

 

義姉の息子、つまり甥は、そこまでやる必要があるのか!? 自分の息子の結婚式にも招待しなきゃいかんということか? と怒りに近い驚き。義姉も同意見。

 

ほとんど関わりのない親族に来てもらって結婚する本人たちはうれしいのか?

 

当事者の花嫁からすれば祖母の兄弟とその子たち。お互いに面識もあってないようなもの。他人も同然です。

 

結婚式に招待するのは、本人たちが今、関わっている友人や仕事関係でこれからもお世話になる人たちと、結婚する当事者の親たちがおつきあいがある人たち。

 

祖父母の兄弟やその子供って、そんなところまで冠婚葬祭でお金を出させられるなんて冗談じゃない。その日限りでこの先も付き合っていくわけじゃないし。

 

結婚する娘の母親、つまり夫の姪ですが、年賀状さえ来たことがないし、当然、こちらも出さない。その姪の娘なんて親族といえますか?

 

夫は義理でしかたなく出席しますが、私は花嫁の名前も顔も知らないし、血縁関係もないし、年賀状さえやり取りしていないので出席する義理はない。お祝いの品も送りませんでした。

 

長生きすると、こういう予期せぬことで、お金を出す羽目になることもあります。

 

 

どこまでの親族だったら、冠婚葬祭の義理をつづけるか?

 

私自身でも、夫の姪ふたりも離婚しているので、ご祝儀やお祝いが捨て金になったと思ってしまう。離婚の挨拶もすべきでしょ。

 

ふだん全く会うこともない彼女たち。親族の集まりの時だけしか顔を合わせない。この先、もう結婚する親族はいないと思うけど、結婚しても、またどうせ離婚するかもね..と思うと、お祝いしてあげる気にもなれない。

 

 

年金暮らしになったら、結婚式は、失礼する。ご祝儀もお祝いも失礼する、と線引きしましょう。それで疎遠になってもいいじゃないかと決める。

 

親戚とは金食い虫です。むかしから(遠くの親戚より近くの他人)といいます。ご近所や町内の人たちとのコミュニケーションのほうが大切です。